2007年9月16日日曜日

ミルクレープのような空。



夏に逆戻りみたいな一日。

懐かしい汗の匂いをくんくんと嗅ぎながら、布団を干したり洗濯機を回したり掃除機をかけたり、言うなればいつもの日曜日。

亀の亀有君の住まい洗ってあげたら、気持ち良さそうに鼻先を出してきた。

ぎょんすけはござの上でへばってぺたっと寝てばかり。それでも気が付くとくるりと反転していたりして、彼女なりのこだわりを感じなくもない。

みとじろうは何処からかヤモリを見つけてきては部屋の中に持ち込んでは追いかけっこをしてばかり。私もつられて追っかけて、とてもファニーな顔のヤモリを逃がしてあげる。この色素の薄い頼りなげな生き物が我が家を守っていてくれるのだろうか?ならば、ありがたくもあり愛しくもあり。かすかに伝わってくる生き物の体温から、命のようなモノをしみじみ感じる。

夕方、ベランダからミルクレープみたいな空が見えた。幾重にも重なったクリームのような雲。ぺりっと捲ってすくって舐めてみたいな。

とても近しい人の入籍の知らせを聞く。とても嬉しい。二人を取り巻く人達の嬉しそうな顔が目に浮かぶ。生まれるであろうたくさんの縁を思う。二人は長く一緒に過してきたけれど、結婚という形で新しくなるんだなと思う。新しいということは、いつでもいいモンだ。それを喜ぶひとが多いなら、尚更のこと。私まで勝手にウキウキしていたりするんだもん。

人は時々に変わっていかなければならない生き物だと思う。もしくは、好むと好まざるとに関わらず、変わらずにはおれない生き物だとも。その時々を、二人で変わっていってくれたらいいなと思う。その度々に、楽しいことを二人で見つけていって欲しいなと思う。おそらくはヒトリが得意な二人であろうから。そのヒトリとヒトリが寄り集まって、新しい二人のカタチを作っていって欲しい。いろんな発見やいろんな疑問を、二人でたくさん持寄って報告し合って賑やかに暮らしていって欲しいと思う。そしてその幾つかの発見を、私にも時々こっそり教えてくれたら嬉しいなと思う。私はそれを楽しく待ちたい。おめでとう。本当に本当に。私はとっても嬉しいんだよ。

私の近しい人は、結婚という形で子どもの頃のようなスクスクとした彼女に戻っていくように私は思う。やんちゃでちよっと悪巧みが得意だった、あの頃の彼女に。手足を思いっきり伸ばして生きていた、あの頃の彼女に。原点回帰だ!素晴らしいこと、この上ないよ。新しいけど懐かしい毎日の始まりだ。

私の近しい人の新しい挑戦が、わくわくするモノでありますように。何時までも、無邪気に挑んでいけますように。祈りを込めて。

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