2007年9月11日火曜日

今年の夏。私は長らく不信感を抱き続けていた、東京の夏というヤツと、とうとう和解した。




暑かったですね。

と、一言で片付けてしまうには、あまりに過激であまりに節操がなくあまりに野蛮だった今年の夏。本当に面白いように汗をかいた。いやいや、汗をかきました。なんて、生易しい言葉は相応しくないダロウ?ただただ面白いように汗が流れた。顔に首に鎖骨に胸に腹にへそに。そらにはもっともっと下のほうへと。ただただ汗は吹き出して流れて落ちた。体の奥の奥の方から。知らない匂い。知らない感触。汗というヤツに際限というモノはないんだろうか?彼らは限界という言葉を知ってるのかな?私のカラダは変わってしまったのかもしれない。まるで、無限に生まれては細胞分裂繰り返す生き物を飼ってるみたいな夏だった。私のカラダのこの中に。


毎日毎日、私は常識を逸脱した汗を流しては水を飲み。自転車で走っては仕事をし。腹が減ったらとりあえずソレを満たして。暗くなったら疲れ果てて眠りこけてた。身ぐるみ全部剥がしては洗濯機に放り込んでは、毎日毎日洗濯をした。気が付けばクーラーをつけることも、うっかり忘れてた。読書もしなかった。


そんな今年の夏。私は長らく不信感を抱き続けていた、東京の夏というヤツと、とうとう和解した。今年の夏は実に愉快だった。実に実に愉快だった。誰彼ともなく、ザマアミロと言ってやりたい気分だった。

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